2015年11月24日火曜日

人権講演会が行われました

平成27年11月19日

人権講演会が行われました

 徳武産業株式会社の十河孝男さんに全校生徒対象の講演をお願いしました。十河さんは高齢者向けのケアシューズである「あゆみシューズ」を製造・販売している方です。
当初は、十河さんが足にトラブルを起こした方の片方だけ靴を売ってほしいという希望に応じると、同業者から在庫の山ができてしまうと笑われたそうです。そののち、いろいろな要望に応える靴を作って売るようになり、その世界で頑張ろうと決めました。


損得でなく善悪である、と考えたそうです。でも、業界の常識にはずれることもたくさんあり、大変な苦労をされたそうです。そのうち、ニッチ・マーケット(隙間市場)であったということもあって、今ではこの分野では日本一のシェアをもつ会社に育ちました。

 十河さんの会社には年間千通ほどの礼状が来るそうです。「人を大切に」という気持ちは本当に大切なものです。困難もあるでしょうが、それを仕事にできることは素晴らしいことだと思います。

「苦しい時には、その壁を超えることが求められている。また、目標を具体的に描け、そうすれば、困難を乗り越える力がわいてくる」と十河さんは力強く、本校生を励ましてくださいました。
 全体の講演終了後も、質問に訪れた生徒一人ひとりに、具体的なアドバイスをいただきました。十河さんどうもありがとうございました。

2015年11月18日水曜日

サイエンス・ダイアローグ その2

平成27年11月13日

サイエンス・ダイアローグ その2


 今日は「サイエンス・ダイアローグ その2」がありました。今回の講師はカメルーン人のメンジョ・ジュウド・ウィルムンさんです。ジュウドさんは平塚市から来ました。今は東海大学の大場研究室に所属しています。

 ジュウドさんの国カメルーンの名前の由来は「エビが多い」ということだそうです。カメルーンでは英語が公用語のところが2州、フランス語が公用語のところが8州ありますが、ジュウドさんのところは英語が公用語で、カメルーンでは少数派だそうです。
 世界ではたくさんの子どもが水が悪いために、下痢を起こすなどで命を落としています。カメルーンでも硝酸化合物を含む水が、たくさんの人を苦しめているそうです。ジュウドさんはカメルーンの水事情を改善して子どもの命を救いたいと考えて科学者になったのだそうです。
 
 カメルーンではかつて、湖の周辺で1,700人以上の人とたくさんの牛などの家畜が謎の死を遂げたことがありました。ジュウドさんはそのとき7歳で、たいへん怖かったそうです。このときの原因は「湖水爆発」という、火口湖からたくさんの二酸化炭素が一気に噴き出す現象が起こったからだと言われています。ジュウドさんはこの研究のために日本に留学して博士号を取りました。

 そのほか同位体の割合で水の素性(どこに降った水か)がわかるとか、いろいろ興味深い話をしてくださいました。生徒からもかなり突っ込んだ質問が出ていました。ジュウドさん、どうもありがとうございました。アフリカに帰ったら、カメルーンの子どもたちのために、頑張ってください。

EUがやってきた

平成27年11月11日

EUがやってきた

 今日はEUについて知ってもらおうということで、リトアニア共和国の大使夫人メイルーニエネ氏(Ms. Galina Meiluniene)が本校に来てくださり、1,2年生対象にEUについて、またリトアニアについて話してくれました。
 EUの持っている4つの基本理念は、
        1 Democracy
                2 Market Economy
        3 Rule of Law
                  Human Rights
だそうです。また、EUの旗には12の星が描かれていますが、12というのは国の名前ではなく、ダースのような数のまとまりということだそうです。
また、リトアニアについても教えてくれました。現在ではリトアニアからの留学生は大変多くなり50人くらいいるが、かつては大変少なかった(1、2人)こと(リトアニアの人口は約300万人)、自分もかつては日本に留学していたこと、留学していたことが現在に大変役立っていること、日本人に是非リトアニアに来てほしいこと、リトアニア人は杉原千畝にはたいそう感謝していることなどを話してくれました。
 そのあと、質問に答えてくれました。スターリンが話題になったときには、スターリンのしたことを具体的に上げ、リトアニア人がスターリンに対して持っている気持ちを赤裸々に語ってくれました。

 控室では、生徒がクラスでこしらえたメッセージカードを届けてくれ、大変喜んで受け取っていました。

チャーミングで聡明な方でした。私もいつの日にかリトアニアに行くと約束してしまいました。

2015年11月11日水曜日

多肥地区一斉清掃(「香川さわやかロード」)に参加しました

平成27年11月8日

多肥地区一斉清掃(「香川さわやかロード」)に参加しました


 雨模様の天気もなんとかもって(降りそうで降らない香川県)、今日は多肥地区の一斉清掃が行われました。これは香川県の「香川さわやかロード」の取り組みでもあります。本校生徒と教職員、運動部や生徒会・吹奏楽部を中心に総勢200名ほどが8時に学校に集合し、参加しました。もっとも3年生は校外模試をしていましたが。

 秋も結構深まり、道端の雑草も枯れかけています。雑草も意外と抜きやすい! 雨模様が幸いしました。

 終わった後、生徒会の用意したジュースを飲んで、解散しました。

サイエンス ダイアローグ その1

平成27年11月6日

サイエンス ダイアローグ その1 
Studying the Universe and its history



 高校生と最前線の若手科学者と語り合う、「サイエンス ダイアローグ」が行われました。今回本校においでになったのは、フランス人の Florent Duval さん。東京大学ICRRの天文学者です。東京大学ICCR(宇宙線研究所)とは、あの今年ノーベル賞を受賞した梶田隆章さんが所長をしているところです。梶田さんとは私も縁のようなものを感じていますが、それはさておき、われわれとのコミュニケーションのツールは英語ということになります。Duval さんの英語を、私は必死で聞きました。100%はわかりませんでしたが、Duvalさんが何度も言い換えて丁寧に話してくれたのでだいたいはわかったように思います。生徒諸君も似た感じだったのかな。

講義のあといろいろ質問が出て面白かった。宇宙が拡張しているのなら、分子間の距離も広がっているのか、とか、けっこうど真ん中の質問が出ていたように思います。とにかくビッグバンが 13.8 ( thirteen point eight ) billions years ago に起こったというのは頭に強く残りました。
私が感じたのは、英語の力も大切だけど、慣れればコミュニケーションは何とかとれる、それより、宇宙物理について、あるいは世の中のリアル(真実)についてもっと確かなイメージを持ちたい、ということです。生徒と一緒に参加して、こちらも若返ったような気がしました。

Monsieur Florent Duval, エキサイティングな話と質問に対する丁寧な解説、どうもありがとうございました。

来週は、カメルーン人の Dr. Mengnjo Jude Wirmvem が来てくれます。今度のタイトルは、「Hydrogeochemistory and Isotope Hydrogy Significance to human livelihood~」(水門地球科学と同位体水文学)です。楽しみです。

北原先生の本が新聞に取り上げられています

平成27年11月7日

北原先生の本が新聞に取り上げられています

北原先生が本を出版されたことを、以前、書きましたが、新聞でも紹介されています。

  四国新聞   平成27915日朝刊

  朝日新聞   平成27116日朝刊